2015年2月22日日曜日

アニメーターは生活保護を受けられません

下記のようなコメントをいただきました。(公開されています)

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コメントの一部
アニメーターに生活保護を受けさせて、アニメ仕事はボランティアとしてやることです。「地元をアニメの聖地に!」とのたまう自治体が都内にいくつもあるのですから、アニメーターに生活保護を認めてもらって面倒見てもらうしかありません。現時点で解決策はそれしかありません。
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いただいたこのコメントは、もっともなことに思えます。若いアニメーターたちのことをご心配下さったお礼に、お返事したいと思います。

結論から言いますと
アニメーターは生活保護を受けられません。


もうずいぶん昔に、わたしもあなたと同じことを思いつき、お役所に問い合わせたことがあります。
お役人から教わったのは次のようなことでした。

生活保護とは、働く意欲はあっても、なんらかの事情で
 働くことが出来ない人を助けるためのもの。


「そうか、たしかに生活保護とはそういうものだ」と思いました。

働きたいけれど、高齢や病気や、ひとりで小さなお子さんを育てているために働けず、
生活できない。
そういう方のためのセーフティーネットが生活保護です。


アニメーターは要件に該当しません。なぜなら働いているからです。


コメントをありがとうございました。




9 件のコメント:

  1. 生活保護法には「働いているから受けられない」という規定はありません。
    第二条に「すべて国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護(以下「保護」という。)を、無差別平等に受けることができる」とあり、第四条一項に「保護は、生活に困窮する者が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われる」とあります。
    働いてなお最低賃金労働の生活水準すら満たせないというのは、生活保護法の趣旨に則った保護の対象です。

    言い方は悪いですが、保護を受けさせないことにインセンティブのあるお役人の口先より明文化された法律の条文のほうが信頼に足るかと思います。

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  2. http://favo-to-to.com/domestic/384/

    天涯孤独かつ収入が低ければ生活保護の差額分は受けられます。
    労働年齢の親族が一人も居ないことが条件になりますし条件を満たしていても日本の役人はあの手この手で承認しないように仕事してくるでしょうが…

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  3. 既に他の方が書かれている通り、働いていても最低生活水準に満たない場合は生活保護の対象となります。
    お聞きになられた回答は担当者の見解であり、法の趣旨とは異なっております。
    ユニオンや弁護士の支援を受け申請されれば、窓口で拒否されることはまず無いと思われますので、ぜひ一度ご相談されるのをおすすめします。
    http://www.nichibenren.or.jp/activity/civil/new_relationship/protection.html
    更に申請を行うことにより、生保受給と別に、会社の労働環境の改善が図られる可能性があります。
    役所は保護申請がありますと、対象者の収入や資産調査を行いますが、その際に会社側の雇用、支払い関係も含まれます。近年、各役所には生活保護を減らす努力をするよう求められており、調査の結果、生保対象者を生み出すような異常な労働環境である場合、会社側に行政指導等が行われる可能性が高いと思われます。

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  4. ここにコメントを書かれている方で、
    実際に申請してみた人はいるのでしょうか?
    私は途中まで申請して諦めたことがあります。
    役所は、会社側への行政指導なんてしてくれないですよ。

    ・役所に生活保護を申請
    ・申請理由は、しっかりと仕事をしているけど今の給料では生活できない
    ・最低賃金を下回っているので労働基準監督署に報告して下さいと言われる
    まずこの↑作業が結構大変です。
    しかも行ったところで、労働基準監督署から指導が入っても1回で改善されることなど無く、何度も根気よく申請しないといけません。
    仕事と平行してこの作業を行うのは無理で、ここのコメント欄に書き込みをされているような法律に詳しい人に依頼しないと実質無理ですし、
    そんなお金はありませんし、
    何月何日から確実に改善されるという保証もありません。

    経済的にある程度余裕のある人が本気で戦わないと無理ですが、
    そんな人は新人アニメーターの中にいないと思います。

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    1. >最低賃金を下回っているので労働基準監督署に報告して下さいと言われる
      生活保護法の基本理念から言って、これは必要がありません。
      「現状で生活に困窮している人に対して、たとえ働いていても不足分の生活費を支給する」のが生活保護ですから、自分の持っている通帳を全て生活福祉課に持参して、給料がこれだけしか支払われずに生活できない」ということを、はっきり伝えることが大切です。

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  5. なかめ・ぐろ2015年2月23日 19:32

    http://yamabuki-syoten.net/hinkonsyurai_cd.html
    こんなんありますので、参考まで。お役所は水際作戦であの手この手で申請を受け付けないように言ってきますが、市区町村ごとに定められた最低生活費を下回る収入しかなければ差額は受給できると思われます。

    実際に受給を考えていらっしゃる方がいるのであれば、まずは法テラスで弁護士さんに相談をしてみるのが近道かと存じます。
    http://www.houterasu.or.jp/

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  6. 日弁連作成『今、ニッポンの生活保護はどうなっているの?』を読めばわかる通り、「働いても生活費が足りない人」は生活保護を受給できます。
    また、天涯孤独である必要もありません。
    親兄弟親戚などに生活福祉課が質問状を送り、周りの人が「(新人アニメーター)の生活費を出す余裕はない」という回答であれば、生活保護を受給できます。
    http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/seikatuhogo_qa.pdf
    まずは、生活保護に関して正しい知識を得てください。

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  7. コメントしている(一部の)みなさん。
    生活の相談をすれば、そんなヒドイ仕事をしないで、
    暮らせる仕事に転職しなさい、という回答になることを
    見落としてますよ。
    アニメーターさんは、身体的には他の仕事につけるのですから、
    これは保護制度の問題ではなく、ましてや水際作戦の話ではないでしょう?
    いわゆる、『やりがい搾取』の問題ですよね。

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    1. >生活の相談をすれば、そんなヒドイ仕事をしないで、
      >暮らせる仕事に転職しなさい、という回答になることを
      >見落としてますよ。
      それは生活保護の理念と異なります。
      実態のない水際作戦に過ぎません。
      アニメーターでも憲法25条が保障する生存権があります。

      また、仮に転職するとしても、就職活動をする間の生活費が有りませんから、次の仕事に就職するまでの間は生活保護を支給されます。

      あなたはハローワークに行ったことがありますか?
      「選ばなければ仕事は見つかる」なんて嘘です。
      実際に行ってみればわかりますが、見つかる仕事は月10万円のアルバイトくらい。
      月7万円の家賃を支払って、残り3万円でどうやって生活するのでしょう?
      こういうときも生活保護を申請すれば、住宅扶助というものがあって生活に足りない分の費用を出してくれます。

      詳しくは、日弁連作成『今、ニッポンの生活保護はどうなっているの?』をよく読んで下さい。
      http://www.nichibenren.or.jp/library/ja/publication/booklet/data/seikatuhogo_qa.pdf

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